水産サステナビリティ
[マルハニチロ(株)、
(株)セブン&アイ・ホールディングス、
(公財)伊藤謝恩育英財団]
寄附講座
水産サステナビリティ寄附講座

東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科博士前期課程
海洋管理政策学専攻

FISHERIES SUSTAINABILITY 水産サステナビリティ寄附講座とは

本講座は、マルハニチロ株式会社、株式会社セブン&アイ・ホールディングス、公益財団法人伊藤謝恩育英財団の各社・団体様のご寄付のもと、2025年10月1日に設置されました。
世界では水産業は成長産業です。国際的な水産ビジネスを行う上で必須である持続可能な発展を目指して、漁業生産(漁業管理の理論等)から、加工・流通・小売・消費(表示、認証、トレーサビリティ、調達方針の設計等)に至るまでの水産物フードシステムにかかわる全てのプロセスにおけるサステナビリティの確保に向けた体系的な知識を習得させるための教育研究を行います。
この講座で得られた知見を活かして、国内外に積極的に発信し、持続可能性な日本水産業の実現に貢献できる人材の育成を目指します。

FACULTY MEMBERS 教員紹介

  • Plofile

    片野 歩AYUMU Katano

    特任教授

    東京海洋大学 特任教授
    20年以上にわたり、水産会社でノルウェー・デンマーク・アイスランドなどの北欧諸国をはじめ、北米・アジア諸国・アフリカ・オセアニアなど世界の買付最前線の現場を回り、日本を含む世界各地への販売や生産指導を実践してきた。そして今なお世界に太い人脈があり、日本の水産資源の持続性に役立つ情報発信を続けている。Pelagic Fish Forum(世界浮き魚フォーラム)でアジアから唯一の評議員。

    著 書

    『日本の水産資源管理』(慶應義塾大学出版会)
    『日本の漁業が崩壊する本当の理由』(ウェッジ)
    『魚はどこに消えた?』(ウェッジ)
    『日本の水産業は復活できる!』(日本経済新聞出版社)

  • Message

    理論だけでなく、データと経験をベースにした実践的な講義を、インタラクティブなやり方で水産サステナビリティへの理解を深めていく。国内外の水産関係者とリンクし、国内だけでなく世界で通用する水産スペシャリストの育成を行います。
    世界での豊富な経験やデータをもとに、講義では、日本と漁業を成長産業にしている世界を比較し、科学的根拠に基づきその問題点と取り入れるべき内容を、客観的な事実を基に学んでいきます。そして進むべき方向を具体的な根拠とともに自信をもって社会に示していける人物を育てていくことが目標です。
     日本の水産業を復活させるために、「魚が消えて行く本当の理由」を知り、国内外の歴史的な背景を一緒に考察していきましょう。

  • Plofile

    鈴木 允MAKOTO Suzuki

    特任助教

    東京海洋大学 特任助教
    大学時代にナショナルジオグラフィック誌の『世界の漁業が危うい』という特集を読んで乱獲の問題に関心を持ち、以来、漁師見習い、築地市場の鮮魚のセリ人、MSCジャパンのスタッフとして現場経験を積んだのちに独立。近年は、MSC認証などの国際認証を目指す漁業者のサポート、沿岸漁業の担い手育成、離島の流通改善、東アフリカの水産バリューチェーン構築など、さまざまなプロジェクトに関わっています。
    2021年に一般社団法人日本サステナブルシーフード協会を設立し、オンライン海洋教育プログラム「おさかな小学校」を運営しながら、日本各地の小学校などで魚のおいしさや海を守ることの大切さを伝える活動をしています。

    著 書

    『いただきます!からはじめる おさかな学 ~1匹の魚から海の未来を考えよう~』(リトルモア)

  • Message

    「サステナブルな漁業」とはどのようなものでしょうか?
    世界でもっとも信頼されている国際認証制度であるMSCは、①資源の持続可能性、②漁業が環境に与える影響、③漁業のマネジメントシステム という3つの原則で持続可能な漁業を定義しています。
    資源量が適正なレベルで維持されるということはもちろん、混獲回避や希少種への影響低減、海底の生息域への影響を考慮しながら、そうした環境インパクトの少ない漁業を実現するための法整備や意思決定プロセスが求められています。
    また、近年では、漁業における人権問題や労働環境についても注目されており、社会的な持続可能性、経済的な持続可能性も、サステナブルな漁業を志向するうえで考えなければならないポイントです。
    世界的な動向を視野にいれつつ、日本ならではのサステナブルな漁業を目指して、一緒に考えていきましょう。

運営サポート教員

婁小波、勝川俊雄、鈴木直樹、千足耕一、小暮修三、中原尚知、松井隆宏

ABOUT UNIVERSITY 東京海洋大学について

人類社会の持続的発展に資するため、
海洋を巡る学問及び科学技術に係わる
基礎的・応用的教育研究を行う。

東京海洋大学は国内唯一の海洋系大学として「海を知り、海を守り、海を利用する」をモットーに教育研究を行い、我が国が海洋立国として発展していく中心的な拠点としての役割を果たすべく努力しています。

また、2040年という誰もが想像し難い未来に向けて、東京海洋大学の進むべき中長期的な方向性を「ビジョン2040」として取りまとめ、そのアクションプランを策定し、公表しております。 ステークホルダー(学生、教職員、卒業生をはじめ、関連産業および地域の方々)を始め、東京海洋大学に関心を寄せていただくすべての方々とこの「ビジョン2040」を共有するとともに、ビジョンの実現に向けて、自主的・自律的・戦略的な体制構築及び大学運営を行っていきます。

ビジョン2040アクションプラン ―海洋、その先の未来へ―

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